FPV機材の売り方・手放し方|リポは送れない・登録は移す・免許はどうなる?
⚡ 3行まとめ — 急いでいる人はここだけでOK
- リポバッテリーは宅配便・フリマ配送で送れないのが原則。機体はリポ抜きで売る
- 登録済み機体を手放すときはDIPSで所有者変更(移転)か抹消を。放置すると前所有者の責任が残る
- 無線局免許は「人」につくので譲れない。VTXを手放したら送信機の削除(変更申請)を
FPVを続けていると、機材は必ず余ります。買い替えた初代機、合わなかったゴーグル、規格が変わった受信機——これらは中古市場で立派に売れます(買う側のガイドはこちら)。ただし売る側には、配送・登録・免許という日本特有の3つの落とし穴があります。
落とし穴①:リポバッテリーは「送れない」
一番重要なのがこれ。リチウムポリマー電池単体の配送は、宅配各社の約款やフリマの規約で原則NGです(機器内蔵の電池と、単体のバッテリーは扱いが別)。「メルカリで機体とリポをセットで発送」は規約違反になり得るうえ、輸送中の発火事故を起こせば取り返しがつきません。
現実的な選択肢は3つ:
- 機体はリポ抜きで売る(これが基本形。出品説明に「バッテリー別」と明記)
- リポは地元の対面手渡し(コミュニティ・知人間)で譲る
- 譲り先がなければ正しい手順で処分
なお、劣化・膨らみのあるリポはそもそも譲渡対象にしないこと。事故の責任問題になります。
落とし穴②:機体登録は「移す」か「消す」
100g以上で機体登録(DIPS)済みの機体を手放すときは、手続きが必要です。
- 売却・譲渡 → DIPSで所有者変更(移転)の手続き。新旧所有者の情報で更新します
- 廃棄・パーツ取りにする → 抹消登録
これを放置すると、登録上はあなたの機体のまま。新しい持ち主が事故や違反を起こしたとき、登録上の所有者=あなたに照会が来ます。車の名義変更と同じ感覚で、必ずセットで行ってください(機体登録制度の基礎)。
落とし穴③:無線局免許は「譲れない」
開局したアマチュア局の免許は人(免許人)に紐づくので、機体と一緒に譲ることはできません。
- あなた側:手放したVTXが免許状に登録されている場合、変更申請で該当の送信機を削除しておくと免許状の記載と実態が揃います
- 買い手側:その機体のVTXを使うには、**買い手自身の免許・開局(または変更申請での追加)**が必要です。出品説明に「使用にはアマチュア無線免許+開局申請が必要です」と一行書いておくと、トラブルも防げて親切です(2枚の免許の仕組み)
高く・気持ちよく売るコツ
情報量が価格になる
構成(FC/ESC/モーター型番)、飛行時間の目安、クラッシュ歴、直した箇所を正直に書く。FPV中古の買い手は玄人なので、詳細な出品ほど高く早く売れます。動作動画を撮る
ホバリング10秒の動画があるだけで信頼度が別物になります。売る前の最終フライトで撮っておく。設定を初期化して「おまけ」を付ける
Betaflightの自分の設定はダンプして削除。代わりにCLIダンプのテキストを希望者に渡せるようにしておくと喜ばれます。バインドフレーズ等の自分の識別情報も消去を。値付けは「新品価格の5〜6割」から
FPV機材の相場は回転が速く、世代落ちの下落も速い。売ると決めたら早く出すのが一番の高値策です。
❓ FAQ — よくある質問
Q.海外のBNFを買ったが合わなかった。未開封なら売っていい?▾
売れますが、技適・免許の注意書きは必須です。「VTX搭載機のため使用にはアマチュア無線免許+開局申請が必要」「技適について買い手側で確認を」と明記しましょう。説明なしで売ると後からトラブルになりがちです(BNFと電波法の整理)。
Q.プロポやゴーグルにも手続きは要る?▾
プロポ(技適品)とゴーグル(受信専用)は、登録も無線局免許も関わらないので普通に売買できます。手続きが絡むのは「機体(登録)」と「VTX(無線局)」だけと覚えればOKです。
Q.ジャンク(不動品)でも売れる?▾
売れます。FPV民はパーツ取り需要が強いので、「ESC死亡・モーターは生きてる」のような症状明記のジャンク出品は普通に取引されています。動くと偽るのだけは絶対にNGです。
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