FPVドローンのESCの選び方|電圧・電流・サイズを初心者向けに解説
⚡ 3行まとめ — 急いでいる人はここだけでOK
- 見るのは対応電圧(S数)・電流容量(A)・サイズ・ファームウェアの4つ
- 5インチは6S対応・55〜60A・30.5mmで十分。電流は使い切らない
- 対応電圧を超えるバッテリーを繋ぐと故障する
FPVドローン用のESCを探していると、35A・45A・60A・70A・4S対応・6S対応など、さまざまな数字が書かれています。
初めて見ると、「60Aの方が速いの?」「6S対応なら4Sでも使える?」「何Aを選べばいいの?」と迷ってしまう人も多いでしょう。
実は、ESC選びで重要なのは「できるだけ数字が大きいものを選ぶこと」ではありません。この記事では、ESCを購入する前に知っておきたい電圧・電流・サイズの見方や、自分に合ったESCの選び方を分かりやすく解説します。
対応電圧を確認しよう
まず確認するのが、対応電圧です。ESCには、2〜4S対応・3〜6S対応・2〜6S対応など、対応できるバッテリー電圧が決められています。
ここでいう「S」は、LiPoバッテリーのセル数を表しています。例えば、4S LiPoは約14.8V、6S LiPoは約22.2Vになります。
電流容量(A)とは?
ESCには、35A・45A・55A・60A・70Aなどの表記があります。これはESCが安全に扱える最大電流を表しています。
ここで勘違いしやすいのが、「60Aだから常に60A流れる」というわけではないことです。実際には、モーターが必要な電流だけを流します。つまり、ESCの電流容量は"上限"だと考えると分かりやすいでしょう。
電流容量は大きい方が安心
例えば、45A ESCと60A ESCがあった場合、60Aだから飛行性能が上がるわけではありません。違いは余裕です。より大きな電流まで耐えられるため、発熱しにくい・電圧スパイクに強い・クラッシュにも強いというメリットがあります。そのため、同じ価格なら容量に余裕のあるESCを選ぶのも一つの考え方です。
ContinuousとBurstの違い
ESCには2種類の電流容量があります。
Continuous Current:連続して流せる電流です。例えば「60A Continuous」なら、長時間60Aまで扱えます。
Burst Current:短時間だけ流せる最大電流です。例えば「60A Continuous / 80A Burst」なら、80Aまでは数秒程度なら耐えられるという意味になります。急加速やパンチアウトでは一瞬だけ大きな電流が流れるため、このBurst値も重要です。
5インチなら何Aを選べばいい?
これが一番多い質問です。実際には、多くの5インチ機では次のくらいがおすすめです。
▦ 機体タイプ別・おすすめ電流容量
軽量5インチ
- おすすめ電流容量
- 45A
イチオシ一般的なフリースタイル
- おすすめ電流容量
- 55A〜60A
ハイパワー機
- おすすめ電流容量
- 60A〜70A
| 商品名 | おすすめ電流容量 | 評価 | |
|---|---|---|---|
| 軽量5インチ | 45A | — | |
| イチオシ一般的なフリースタイル | 55A〜60A | — | |
| ハイパワー機 | 60A〜70A | — |
最近販売されているESCは性能が高いため、55A以上ならほとんど困ることはありません。
電流容量を気にしすぎなくていい理由
「55Aで足りるかな?」と心配になる方もいますが、実際にはそれほど神経質になる必要はありません。
例えば、60Aの4in1 ESCなら、1モーターあたり60A、4モーター合計では240Aまで対応できます。ところが、5インチ機が実際に飛行中へ流す電流は100A前後になることがほとんどです。つまり、1モーターあたり約25A程度になり、ESCには十分な余裕があります。さらにBurst性能もあるため、瞬間的に40〜50A流れても問題なく耐えられます。
一般的なフリースタイルやシネマティック飛行であれば、55A〜60AのESCなら十分と言えるでしょう。
ESCは大きいほど丈夫?
基本的には、高電流モデルほど丈夫な傾向があります。理由は、MOSFETが大型・放熱性能が高い・部品に余裕があるためです。ただし、その分重量も増えます。軽量機では、必要以上に大きなESCを選ぶメリットはあまりありません。
ESCサイズの違い
現在主流なのは次の2種類です。
▦ ESCサイズの比較
イチオシ30.5×30.5mm
- 主な用途
- 5インチ以上
- メリット
- 放熱性が高い・高電流対応・はんだ付けしやすい・故障しにくい
- デメリット
- 小型機にはやや大きい
20×20mm
- 主な用途
- 3〜4インチの小型機
- メリット
- 軽量・小型
- デメリット
- 電流容量が少ない・はんだ付けしにくい・放熱性は劣る
| 商品名 | 主な用途 | メリット | デメリット | 評価 | |
|---|---|---|---|---|---|
| イチオシ30.5×30.5mm | 5インチ以上 | 放熱性が高い・高電流対応・はんだ付けしやすい・故障しにくい | 小型機にはやや大きい | — | |
| 20×20mm | 3〜4インチの小型機 | 軽量・小型 | 電流容量が少ない・はんだ付けしにくい・放熱性は劣る | — |
30.5×30.5mmは5インチ以上では定番サイズで、初心者ならこちらがおすすめです。20×20mmは小型ドローン向けで、3〜4インチ機では人気があります。
重量とのバランスも大切
ESCは大型になるほど重量も増えます。例えば、70A ESCを3インチ機へ積んでも、重量だけ増えてしまいます。逆に、35A ESCをパワフルな6S・5インチへ積むと、余裕が少なくなります。機体サイズに合ったESCを選ぶことが重要です。
初心者におすすめの構成
ESCとFCはセットがおすすめ
ESC単体でも購入できますが、初心者にはFCとのセット販売であるFCスタックがおすすめです。理由は、配線ミスが少ない・コネクターを差し込むだけ・メーカー同士の相性が確認されているためです。
メーカーが異なるESCとFCでは、コネクターの配線順が違うことがあります。そのまま接続すると故障する危険もあるため、初心者ほどスタックを選ぶメリットがあります。
パーツDBで見る定番ESC
当サイトのパーツDBに掲載している、この記事の条件(30.5×30.5mm・6S対応・55A以上)を満たす定番モデルです。価格は自動で最新に更新されます。
まとめ
ESCを選ぶときは、使用するLiPoバッテリーの電圧に対応していること・十分な電流容量があること・機体サイズに合ったサイズを選ぶこと、この3つを確認すれば大きな失敗はありません。
5インチFPVドローンなら、6S対応・55〜60A・30.5×30.5mmの4in1 ESCが現在もっともおすすめできる構成です。
❓ FAQ — よくある質問
Q.60Aなら速く飛びますか?▾
Q.大きいESCほど安全ですか?▾
Q.4S対応ESCで6Sを使えますか?▾
▶ 次の記事:FPVドローンのESCファームウェアとは?AM32・Bluejay・BLHeli_32の違いを解説
ESCに書き込まれているファームウェアの違いと選び方を詳しく解説しています。
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- 02FPVドローンのESCの選び方|電圧・電流・サイズを初心者向けに解説読んでいる記事
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