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FPVドローンのESCの選び方|電圧・電流・サイズを初心者向けに解説

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02/05連載「ESCの基礎知識」の第2回です一覧を見る ›

⚡ 3行まとめ — 急いでいる人はここだけでOK

  • 見るのは対応電圧(S数)・電流容量(A)・サイズ・ファームウェアの4つ
  • 5インチは6S対応・55〜60A・30.5mmで十分。電流は使い切らない
  • 対応電圧を超えるバッテリーを繋ぐと故障する

FPVドローン用のESCを探していると、35A・45A・60A・70A・4S対応・6S対応など、さまざまな数字が書かれています。

初めて見ると、「60Aの方が速いの?」「6S対応なら4Sでも使える?」「何Aを選べばいいの?」と迷ってしまう人も多いでしょう。

実は、ESC選びで重要なのは「できるだけ数字が大きいものを選ぶこと」ではありません。この記事では、ESCを購入する前に知っておきたい電圧・電流・サイズの見方や、自分に合ったESCの選び方を分かりやすく解説します。

// ESCスペック「65A 3-6S AM32 30.5mm」の読み方 65A = 電流容量 安全に流し続けられる上限 5インチは55〜65Aが定番 3-6S = 対応セル数 使えるLiPoの範囲 超えると故障の危険 AM32 = ファームウェア 今買うならAM32かBluejay対応 30.5mm = 取り付けサイズ ネジ穴の間隔。FCと同じ規格を 5インチ30.5mm・小型機20mm この4つを確認すれば、ESC選びで大きな失敗はない
ESCスペック表記の読み方:電流容量・対応セル数・取り付けサイズ・ファームウェアの4つを確認する

対応電圧を確認しよう

まず確認するのが、対応電圧です。ESCには、2〜4S対応・3〜6S対応・2〜6S対応など、対応できるバッテリー電圧が決められています。

ここでいう「S」は、LiPoバッテリーのセル数を表しています。例えば、4S LiPoは約14.8V、6S LiPoは約22.2Vになります。

電流容量(A)とは?

ESCには、35A・45A・55A・60A・70Aなどの表記があります。これはESCが安全に扱える最大電流を表しています。

ここで勘違いしやすいのが、「60Aだから常に60A流れる」というわけではないことです。実際には、モーターが必要な電流だけを流します。つまり、ESCの電流容量は"上限"だと考えると分かりやすいでしょう。

電流容量は大きい方が安心

例えば、45A ESCと60A ESCがあった場合、60Aだから飛行性能が上がるわけではありません。違いは余裕です。より大きな電流まで耐えられるため、発熱しにくい・電圧スパイクに強い・クラッシュにも強いというメリットがあります。そのため、同じ価格なら容量に余裕のあるESCを選ぶのも一つの考え方です。

ContinuousとBurstの違い

ESCには2種類の電流容量があります。

Continuous Current:連続して流せる電流です。例えば「60A Continuous」なら、長時間60Aまで扱えます。

Burst Current:短時間だけ流せる最大電流です。例えば「60A Continuous / 80A Burst」なら、80Aまでは数秒程度なら耐えられるという意味になります。急加速やパンチアウトでは一瞬だけ大きな電流が流れるため、このBurst値も重要です。

5インチなら何Aを選べばいい?

これが一番多い質問です。実際には、多くの5インチ機では次のくらいがおすすめです。

機体タイプ別・おすすめ電流容量

軽量5インチ

おすすめ電流容量
45A

イチオシ一般的なフリースタイル

おすすめ電流容量
55A〜60A

ハイパワー機

おすすめ電流容量
60A〜70A

最近販売されているESCは性能が高いため、55A以上ならほとんど困ることはありません。

電流容量を気にしすぎなくていい理由

「55Aで足りるかな?」と心配になる方もいますが、実際にはそれほど神経質になる必要はありません。

例えば、60Aの4in1 ESCなら、1モーターあたり60A、4モーター合計では240Aまで対応できます。ところが、5インチ機が実際に飛行中へ流す電流は100A前後になることがほとんどです。つまり、1モーターあたり約25A程度になり、ESCには十分な余裕があります。さらにBurst性能もあるため、瞬間的に40〜50A流れても問題なく耐えられます。

一般的なフリースタイルやシネマティック飛行であれば、55A〜60AのESCなら十分と言えるでしょう。

// 60A ESCの余裕はどれくらい? 60A 4in1が耐えられる電流 240A 60A × 4モーター 実際の飛行で使う電流 約100A 1モーターあたり約25A 55〜65Aなら通常飛行で使い切ることはまずない。 Aの大きさに神経質にならなくていい
60A ESCの許容電流と実際の使用電流の比較。余裕は十分にある

ESCは大きいほど丈夫?

基本的には、高電流モデルほど丈夫な傾向があります。理由は、MOSFETが大型・放熱性能が高い・部品に余裕があるためです。ただし、その分重量も増えます。軽量機では、必要以上に大きなESCを選ぶメリットはあまりありません。

ESCサイズの違い

現在主流なのは次の2種類です。

ESCサイズの比較

イチオシ30.5×30.5mm

主な用途
5インチ以上
メリット
放熱性が高い・高電流対応・はんだ付けしやすい・故障しにくい
デメリット
小型機にはやや大きい

20×20mm

主な用途
3〜4インチの小型機
メリット
軽量・小型
デメリット
電流容量が少ない・はんだ付けしにくい・放熱性は劣る

30.5×30.5mmは5インチ以上では定番サイズで、初心者ならこちらがおすすめです。20×20mmは小型ドローン向けで、3〜4インチ機では人気があります。

重量とのバランスも大切

ESCは大型になるほど重量も増えます。例えば、70A ESCを3インチ機へ積んでも、重量だけ増えてしまいます。逆に、35A ESCをパワフルな6S・5インチへ積むと、余裕が少なくなります。機体サイズに合ったESCを選ぶことが重要です。

初心者におすすめの構成

ESCとFCはセットがおすすめ

ESC単体でも購入できますが、初心者にはFCとのセット販売であるFCスタックがおすすめです。理由は、配線ミスが少ない・コネクターを差し込むだけ・メーカー同士の相性が確認されているためです。

メーカーが異なるESCとFCでは、コネクターの配線順が違うことがあります。そのまま接続すると故障する危険もあるため、初心者ほどスタックを選ぶメリットがあります。

パーツDBで見る定番ESC

当サイトのパーツDBに掲載している、この記事の条件(30.5×30.5mm・6S対応・55A以上)を満たす定番モデルです。価格は自動で最新に更新されます。

まとめ

ESCを選ぶときは、使用するLiPoバッテリーの電圧に対応していること・十分な電流容量があること・機体サイズに合ったサイズを選ぶこと、この3つを確認すれば大きな失敗はありません。

5インチFPVドローンなら、6S対応・55〜60A・30.5×30.5mmの4in1 ESCが現在もっともおすすめできる構成です。

❓ FAQ — よくある質問

Q.60Aなら速く飛びますか?
A.
いいえ。60AはESCの性能ではなく「耐えられる最大電流」です。飛行性能は、モーター・プロペラ・バッテリーなどの影響が大きくなります。
Q.大きいESCほど安全ですか?
A.
ある程度はその通りです。高電流モデルは部品にも余裕があり、耐久性が高い傾向があります。ただし、必要以上に大型のESCは重量増加につながるため、バランスも重要です。
Q.4S対応ESCで6Sを使えますか?
A.
使えません。対応電圧を超えるとESCが故障する可能性があります。必ず使用するバッテリーに対応したESCを選びましょう。

▶ 次の記事FPVドローンのESCファームウェアとは?AM32・Bluejay・BLHeli_32の違いを解説

ESCに書き込まれているファームウェアの違いと選び方を詳しく解説しています。

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